箱根旧街道の松並木を守ろうと２日、地元ボランティアらが杉の周りの下草刈りを行った。箱根の自然再生に取り組むＮＰＯ法人「ときめき箱根」の呼びかけに賛同したボランティア32人が参加。杉の根本に茂る竹や雑草などの刈り取り作業に汗を流した。地元の小学生らも多数参加し、軍手をはめた手に大きな竹束を抱えながら黙々と作業に打ち込んでいた。国指定史跡の箱根旧街道の松並木は、排ガスや根元の地盤が踏み固められた影響などで、樹勢の衰えが目立っている。「ときめき箱根」は、今後も定期的に杉並木の保全活動を行うことにしている。　
　　                                 （神奈川新聞掲載記事より2004．４．３）