織田信長の金ピカの像が建つ岐阜城駅前のホテルを出て８時30分の名鉄「中部国際空港行き」電車に乗り、昨日の終点「手力駅」に向かった。 右手に「市場山浄慶寺」、立派な門構えだ。
このあたりを「切通し」というらしい。説明板がある。
「切通し」といえば地面を掘り割って道路を通した、という感じだが、
エッ何でここに？
珍しい話だ。そして珍しい神社がある。参道が道路と並行になっている「恵比寿神社」。
大きな交差点。右手は「名鉄細畑駅」だろう。 交差点を突っ切って狭い道を直進する。角には板壁でできた酒蔵風の建物がある。なんだろう。
地図と英文をつけて説明している。 この先では三叉路になっていて、角に「延命地蔵尊」「道標」がある。「西京道」「木曽路道」「伊勢名古屋ちかみち」とある。
「アレッ！本陣？」、こんなところに本陣？ なんと「和café 本陣」とある。 「入ろうか」 昨日からタイミングよく休憩場所がある。そろそろ休めということだろう。９時35分、 みたらし団子２つとジュース・ジンジャーエールをそれぞれ頼んだ。
店を出て歩きはじめると、すっかり雨が上がっており空気も乾いてきている。 左手の家はすごいぞ。長屋門と塀を合わせると約50ｍ続いている。大屋敷だ。
「団子や」の角を右折する。鍵の手に入ったということだ。新荒田川に架かる加納大橋、なかなか凝っている。桁隠しの屋根をつけている。橋のたもとには加納宿の説明図と説明書きが建っている。
「善徳寺」は鉄筋コンクリート造り、大きな鐘楼もできていてビックリ。 交差点を突っ切り、明色舗装の道を直進すると、正面に岐阜駅前の高いビルが見えている。 そして中山道には左手「善福寺」、こちらも大きい。 「側溝の蓋に中山道と御鮨街道とあるけどなんだろう」 この時点では理解していなかった。ちゃんと説明されていたのに・・・。
大手門跡を正面に見て、横断歩道橋の手前を右に曲がる。すぐの所に新しい感じの塀と建物、なんだ?本陣かな？「中山道加納宿 まちづくり交流センター」だ。  和傘だ。そうだ名物だった。「触れる和傘コーナー」がある。すごい作りだ。 「お借りして写真を撮ろうか」
 「そうだ聞いてみようか・・・、側溝の蓋に『御鮨街道』とあったけどこの山の中でどういうことなのかわかりますか」
「織田信長がお寿司を好きで、長良川を使って上って来た船からお城に運ぶ道路があり、その道路を御鮨街道と呼んでいた。中山道と一部区間が重複しているんです」
10時55分出発した。そろそろお昼の心配だ。「うなぎ二文字屋」があったが準備中だ。 右手に「当分本陣跡」「脇本陣跡」の石柱は見つかったが「本陣跡」は見過ごした。 「加納天満宮」、右手奥に入ったところに鳥居が見えている。 大きな通りと交差する。ここを右へ行くとＪＲ岐阜駅だ。旧中山道は直進だ。 左手「秋葉神社」の境内の中に「西番所跡」の石柱が立っている。もう宿場のはずれだ。 「麺類小塩屋」と書かれたのれんが下がっている。 相席にならなそうな奥のテーブルに移動して
12時前だというのに次から次からお客が入ってくる。すごいお店だ。 12時10分、裏口で主人と「おじお」の読み方についての話をしたあとお店を出た。
遠ざかる 都としれば 旅衣 ＪＲの高架下をくぐり、西へ向かい「六差路交差点」に差し掛かった。 「暑いね、アイスクリームでも食べたいね」
あった。お店の中も冷えていて気持ちいい。ゆっくり、アイスと栄養剤を買い求め、外に出てからいただいた。清涼の一腹というのはこのこと。13時24分になっている。 「鏡島前川南交差点」。「かがしま」と読むらしい。 『湊珈琲』玄関を入った途端にビックリだ。お団子風車盛り付け? 本当に時間がかかった。30分も。のんびりいただいて14時15分お店を出た。 ♪水にきらめく かがり火は 誰に想いを燃やすやら あなた あなたやさしい 旅の人 逢うたひと夜の 情けを乗せて こころまかせの 鵜飼い舟 五木ひろしが唄った「長良川」の一節を唄って出発だ。 14時41分。  川を渡ればもう「河渡宿」に入っていくが、この「河渡橋」。
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「ころそば定食」を頼んだらすごい盛りだ。おそば、エビフライ、メンチカツ、カマスフライにご飯までついている。